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個別記事の管理2017-07-09 (Sun)
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7/8(土)、TJOY久留米で「メアリと魔女の花」を娘と観てきました。
スタジオポノックの第一作の映画だそうです。
原作 メアリー・スチュアートの同名作品の映像化ですね。
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スタジオポノックは、スタジオジブリ製作部門が解散された後の
主要メンバーが米林宏昌監督を中心に集まってできたそうです。
米林さんといえば、「借りぐらしのアリエッティ」「思い出のマーニー」
でジブリのメンバーとしてそれなりにヒット作を出している人です。

観た感想ですが、背景美術、魔法大学の細々とした設定については往年の
ジブリを彷彿とさせるものがありました。
ジブリが最近失っていた冒険活劇をまた観せようという意欲は感じられました。

ただ、各キャラクターの特徴が乏しく、悪役キャラ(?)にしても最近の劣化した
ジブリ作品に出てきていたようなキャラで新鮮味が感じられませんでした。
ホウキの管理人だけでなく、魔法大学の学生にも個性を持たせたら良かった
のでは?。

悪役たちの行為に対しての主人公側の怒りの必要性が、観る人によっては違和感
を感じたのではないでしょうか。もっと正当な(?)大義名分がほしかった。
末期のジブリの悪いところを引き継いでいるのが、液体系のドロドロの敵キャラ
が多いところ。同じ得体の知れない敵なら「ナウシカ」「ラピュタ」のように個性
をもった「固体」の敵を作ってほしかったですね。

主人公の少女を無理に美形ではない子に描いたようですが、まだ米林さんは
カッコつけてます。内容で芸術に迫ればいいと考えている点は晩年の宮崎さん
と同じです。主人公は美形で萌えキャラでもいいんです。その上で内容の充実
を目指すのがプロです。観客はアニメ作品に対して芸術を求めにきているわけ
ではなく、楽しもうとしてきているのです。

厳しいことを書きましたが、最初の作品にしては最近のジブリの作品
より美術、内容とも上回る良作だと思います。
「魔女の宅急便2」といってもいいと思います。
ジブリ作品も「魔女の宅急便」以降、主人公キャラの魅力、演出、
冒険活劇の面において退化していったわけですし。
今回内容的には「ラピュタ」「トトロ」「魔女の宅急便」をミックス
したような既視感バリバリの内容でしたが、模倣から始まっても
いいと思います。これからもっと良くなれば。

これからの
スタジオポノックの作品に期待です。
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個別記事の管理2015-07-29 (Wed)
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7/28(火)、tjoy久留米へ、細田守監督作品 「バケモノの子」を観に行ってきました。
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はい、面白かったといえると思います。微妙な言い方なのは、シナリオが前半に比べ後半は荒削りな点が見られる
こと、主人公が青年になったあたりから、展開に勢いがなくなり、少しうつ展開になること。
後半の主人公や他キャラの行動について疑問点がみられ、観客への説明が少ないこと。
各キャラの動きもセリフもダイナミックな前半に比べ後半は動きも少なくなるんですね。
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以上は短所的な部分ですが、この監督の背景の書き込みに対するこだわり、主人公と親代わりのキャラ(?)の詳細で
精密でダイナミックな動きについては映画館で観るのにふさわしく、観客は度肝をぬかれると思います。
そう、初期の宮崎駿さんの作品を彷彿とさせます。まだまだあれほどの質と量はありませんが。

ただ最近のジブリ作品よりははるかに面白く、これからはジブリに代わり、この細田氏の時代になるかもと感じる
作品でした。ちょっとガイナックスっぽい絵柄ですが、ガイナックスも落ちてきたし、細田氏はこれで
「時をかける少女」「サマーウォーズ」「おおかみこどもの雨の雪」と確実にヒットを飛ばしてきています。
これからもっと質を上げていけばこれからは本当にこの人の時代になるかもしれません。
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個別記事の管理2014-11-06 (Thu)
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本の紹介です。藤子不二雄A 「夢トンネル」です。
この作品、1980年代にサンケイ新聞で1日1ページずつ連載されていたんだそうです。
最近30年ぶりに単行本化され、藤子不二雄Aファンの間では隠れた名作として評判なんだそうです。
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主人公のユメオはウイーキーというコアラに似た生物?と巡り会い、夢トンネルという過去へ行くトンネルを通って過去へ連れて行ってもらいます。

過去ではユメオの父の少年時代に行って、少年のユメオの父と交流したり、自分の家の建っていたあたりの何十年も昔へ行って田舎の子供たちと交流したりします。
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何十年も昔の田舎では東京でもカブトムシやオオクワガタが普通にいたりします。(戦争中とのことなので1940年代かな)
・・・しかし私の住む場所の近所では今でもオオクワは無理でもカブチンなんか群れをなしていますが、戦時中と変わらないぐらい田舎ってことですかそうですか。(笑)
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その時代でユメオはナツコという賢くて勇気もある理想の美少女と巡り会います。
このあたりは「まんが道」でも似たような展開があるのでファンの方はニヤッとする場面でしょう。
ナツコは空襲で死ぬ運命にありますが、ユメオは必死になってその運命を変えようとします。
ナツコは生き延びることができたのか、ユメオは現代でまたナツコに会えるのか、読んでのお楽しみです。

古き良き時代の日本を漫画を通して味わえる、藤子不二雄Aさんの名作といえるでしょう。
大作「まんが道」の原型というか、藤子不二雄Aさんの少年時代の体験だろうと思えるような描写もふんだんにあります。
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個別記事の管理2014-10-02 (Thu)
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本の紹介です。梅図かずお「アゲイン」です。
最近の久保みつろうの漫画「アゲイン!!」とは違い、1970年代前半、少年サンデーに連載された作品です。
同時期の梅図さんの傑作に「漂流教室」がありますね。
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この作品の中に登場する主人公の孫のまことが、のちのヒットした作品「まことちゃん」の主人公です。
そうです。「まことちゃん」はこの作品のスピンオフ作品で、元々はこの「アゲイン」が元の作品なんですね。
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大体のあらすじです。
沢田家の老人、沢田元太郎は若い頃から苦労しながら、沢田一家を支え、作り上げ、息子に嫁を迎え、孫もでき、幸せな老後を送るはずだったが、年を取ってからは家族から疎んじられるようになっていた。
若い頃に戻りたいと、心底願う元太郎の元に、なぜか若返りの薬が手に入り、(元太郎は風邪薬と思っている)それを飲んで若返りに成功した元太郎は、沢田家、若い頃通った夕陽ヶ丘高校に青春ドタバタ劇を起こすのであった。
若い頃の元太郎の恋人、天宮有紀に再会した元太郎だったが、有記は当然年老いており、その孫で有紀そっくりの少女が夕陽ヶ丘高校の女子の総元締めのような存在になっていた。男子はひ弱でスポーツでは女子に敵わない存在になり果てており、元太郎は男子の復権のため、有紀の孫の少女と対決するのであった。
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しかし、少女と対決する最後の剣道の試合の直前、若返りの薬の効果が切れて元太郎は老人に戻ってしまう。
急いで若返りの薬を飲もうとする元太郎だったが、薬があとほんの少ししか残っていないことに気づく。
これを飲んでしまえばもう二度と若返ることはできない。しかし飲まずに薬を分析してもらって複製すればいつでも若返ることができる。その場合、試合放棄となり男女決戦に負けることになり、自分を信じてついて来た軟弱男子学生たちを裏切ることになる。元太郎の最期に取った決断は・・・。
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はい、まるで現代の情況のほうがよく当てはまるような設定ですね。
高齢化社会、草食性男子をテーマにした作品です。本当にこの頃の梅図さんは「漂流教室」といい、未来を先取りするというか先読みするストーリーを作る天才でした。神懸かっていましたね。
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私はこの作品を小学生の時に、梅図さんの他の作品「漂流教室」「おろち」「猫目小僧」などと同時に読み、この作者の世界観にはまったことがあります。他の作品は恐怖作品ですが、この作品はなんというか、老人の哀愁をよく表現していたなんとも印象に残る作品でした。
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ギャグの描写は今時の人には受けないかもしれませんが、昔の日本の活気があった時代を思い出させてくれる作品でもありました。老人(?)がもう一花咲かせる、というテーマだと最近だと、小林よしのりの「遅咲きじじい」がありますね。
他にも弘兼憲史の「黄昏流星群」など。この作品はそれらの先駈けのような感じかな。
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* by daizu
なんとまことちゃんはこのキャラクターだったんですね!
いや~、びっくりです。

高校生くらいになってから漂流教室を読んだのですが、面白かったのを覚えています(^^)

* by LLL
はい、この作品でのまことちゃんのギャグの描写が面白かった(当時は)ことから「まことちゃん」の連載が始まったらしいですよ。
梅図さんの作品だと、他は「おろち」「怪」「猫目小僧」などが面白いです。

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個別記事の管理2014-08-28 (Thu)
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スタジオジブリ新作 米林宏昌監督「思い出のマーニー」を観てきました。

元々はイギリスの作家、ジョーン・G・ロビンソンによる児童文学作品で、それをジブリが日本を舞台にしてアニメ映画化したものだそうです。

ぜんそくの持病があり、自閉症ぎみの少女杏奈がホームステイ先の北海道の海岸沿いで古い洋館を発見します。
そこで知り合った少女、マーニーとの不思議な出会いをして、現実の出来事、夢の中を通じてマーニーとふれあいお互いを知っていきます。

最初は人との触れ合いが苦手だった杏奈も、マーニーや途中で洋館に引っ越してきた少女彩香と触れ合っていくうちに人間的にも成長していく様が描かれていきます。

杏奈も彩香も、マーニーの正体を調べていくうちに今まで知らなかった意外な事実に辿り着きます。
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まあ、宮崎駿さんの監督引退後の作品でもあり、無難で美しい話に出来上がっていると感じました。
ちょっと導入部とマーニーの登場の仕方から、怪談「牡丹灯篭」っぽくなるのかなと、少しビクビク(笑)していましたが、ジブリの作品でもあり子供も見る内容なのだから、それはないだろうと思って観ていましたが・・・。

何年か前に観た、キアヌ・リーブスとサンドラ・ブロック主演の「イルマーレ」に近いですね。時間軸のずれた同じ家に男女が別の時代を生きて恋をするってやつです。

いい作品だとは思いますが、難を言えば、主人公杏奈の他人に対する態度とマーニーに対する態度のあまりの違いに違和感を感じた点、現実のことなのか杏奈の夢の中の出来事なのか観る側が分かりにくく、杏奈とマーニーの立場や行動に感情移入しにくい点でしょうか。何故杏奈とマーニーがそういう行動に出るのか意味不明というか、説明が乏しかったですね。ある人物がまとめてネタばらししてくれるので最後には理解できますが、ちょっとシナリオが乱暴ですかね。
このあたりは演出家、クリエイターの力量が出るところです。

力量があるクリエイターなら、もっと作品に凹凸を入れる、ユーモアのある場面を入れる、悪役(?)のあの太った少女をストーリーにもっと関わらせる、クライマックスの場面を入れる、など色々できるはずです。少なくともラピュタ以前のジブリ作品はそれが出来ていました。

とは言え、原作を無難に映画化した良作品であると言えると思います。ゲド戦記、ハウルの動く城とかよりは良かったですね。
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* by daizu
あ、黒い髪の子は男の子だったんですね。
女の子かと思ってました(^_^;)

* by LLL
あ、舞台設定が似ている作品を述べただけで、杏奈は女の子ですよ。
まあまあ面白い映画だったですね。子供向けではないかも。

* by daizu
あ、別のお話でしたか(^_^;)
失礼いたしました(^_^;)

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